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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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安いキャットフードは本当に危険なの?キャットフードに含まれているという噂の4Dミートとは

インターネットでキャットフードについて調べていると、よく「4Dミート」という言葉を見かけます。文脈からすると何やら危険なもののようなのですが、どんなものなのでしょうか。
今回は、キャットフードに含まれているという噂の4Dミートについてご紹介いたします。

キャットフードに含まれているという噂の4Dミートとは

4Dとは、Dead(死んだ)、Dying(死にかけ)、Diseased(病気)、Disabled(障害)の頭文字であるDをとったものです。つまり、食肉には適さない肉の総称です。インターネットの「噂」では、ミートミールや肉副産物といった、何の肉かを明記していないものにはこの4Dミートが含まれる「可能性がある」から劣悪な材料だ、とされています。これって本当なのでしょうか。

この噂通りなら、「死んだ」動物をフードに使うために全国から集める必要があります。通常の食肉も「と殺」されているので死んだ動物ですから、4Dミートでいうところの「死んだ」動物は、おそらく病死した家畜と言いたいのだと思います。しかし、家畜はしっかりと健康管理されているので病死するのは稀です。そうでないと商売が成り立ちません。ということは、相当に稀な病死した家畜を、わざわざフードに使用するために集めて加工していることになります。4Dミートを使う理由は「安いから」のはずですが、このように稀な死んだ家畜を集めることが本当にコストダウンになるでしょうか。
人用の食肉の余りを加工したほうが大量生産できるので安くつきます。つまり「死んだ」家畜を集めて原料にするのはコスト的に見合いません。普通に焼却処分する方がお金はかかりません。
同様に「死にかけ」や「病気」(治る可能性もありますよね)、「障害」のある家畜はどれも稀です。コストダウンの基本は「大量」です。どう考えても、4Dミートを使うほうが逆に高くつくのです。こうした状態の家畜がいたとしても、収集や輸送、保管の費用を考えると焼却処分するほうが経済的であることは、冷静に考えればわかることです。

安いキャットフードは危険なのか

各ペットフードメーカーは4Dミートに関して何のコメントも出していません。これが4Dミートの噂が幅をきかせている理由の一つだと考えられます。メーカーが4Dミートを否定するコメントを出せば、もう少しまともな情報が出回ると思うのですが、各社とも沈黙しています。
しかし先ほどの考察の通り、冷静に考えれば4Dミートの使用はコスト高にしかなり得ません。
したがって、安いキャットフードに4Dミートが使われている可能性は無いと考えます。4Dミート自体が一種の都市伝説のようなものです。海外のWebサイトでも4Dミートの話を扱ったところもありますが、内容はいたずらに不安を煽るばかりで科学的な根拠や情報の出処を明記しているものはありません。

まとめ

今回は、キャットフードに含まれているという噂の4Dミートについてご紹介しました。4Dミートは不必要に不安を煽るだけの噂話で、きちんとした根拠を示しているケースは皆無です。どう考えても稀な4Dミートを原料に使うほうが高くつくので、これはただの噂話と考えるのが妥当です。どうしても気になって不安だ、という飼い主さんは何の肉を使っているのか明記しているフードを選びましょう。そうしたものにも4Dミートが使われていると主張するサイトもあるので、結局はそうした噂話にどう対処するかという話になります。