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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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どのくらい気にする必要がある?キャットフードに含まれている糖質の量について

猫は甘味をあまり感じないと言われています。それならキャットフードには糖分はまったく含まれていないのかというと、そういうわけではありません。
今回は、キャットフードに含まれる糖質の量についてご紹介いたします。

猫と糖質の関係

キャットフードには砂糖のような糖分が直接的に含まれているわけではありません。キャットフードの糖質は、炭水化物によるものです。炭水化物は、ほとんどの場合植物材料から得られる栄養素です。糖質は体のエネルギー源として必要とされています。人の場合、糖質は非常に重要で、厚生労働省は人のエネルギーの半分以上を糖質から摂ることを推奨しています。一方猫の場合は、人ほど糖質を必要としていません、。3大栄養素であるタンパク質、脂肪、炭水化物の割合を人と比べてみると、人の場合はそれぞれ17%:25%:58%に対して、猫は40%:25%:35%です。炭水化物の糖質はデンプンやブドウ糖です。猫の場合、ブドウ糖は直接吸収することができますが、デンプンは加熱処理しないと吸収することができません。また、猫は犬よりもデンプンの消化吸収能力が2.5倍も劣り、猫の小腸は炭水化物を吸収する速度を調整することができません。猫の場合、糖質からのエネルギー摂取量は、総エネルギー量の半分以下が好ましいです。つまり、猫は炭水化物があまり得意ではないということです。

キャットフードに含まれている糖質の量

キャットフードのパッケージには成分表が記載されていますが、炭水化物の表示は義務化されていないので、多くの場合、炭水化物の含有率は記載されていません。しかし、タンパク質、脂質、粗繊維、灰分(ミネラル)、水分の含有率は義務化されているので、間接的に炭水化物の含有率を計算することができます。
炭水化物の含有率=100%- タンパク質(%)-脂質(%)-粗繊維(%)-灰分(%)-水分(%)
炭水化物は糖質と繊維質で構成されますが、その大部分は糖分ですので、先ほどの計算で求めた含有率はほぼ糖質の含有率と考えて良いです。
市販のドライフードは、糖質の含有率が20%~30%くらいで、猫が必要とする量よりも概ね多くなっています。これは、炭水化物(植物材料)の方がタンパク質(肉類)よりも安価な原材料であるため、フードの原価を下げるために炭水化物を多く使用しているケースがあるからです。実際は、猫の体はそこまで炭水化物を必要としないので、ドライフードに含まれる糖質が少なく、タンパク質が多い方がより猫の体にあったフードだといえます。

まとめ

今回は、キャットフードに含まれる糖質の量についてご紹介しました。キャットフードに含まれる糖質の元は炭水化物です。猫の体は炭水化物を得意としておらず、また摂りすぎるとエネルギー過多となって肥満の原因になります。現在与えているフードの糖質含有量が気になる方は、本記事の計算式を使って確認してみてください。