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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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猫の体に炭水化物は必要?キャットフードに使われている穀物について

キャットフードのパッケージには必ず原材料が記載されています。それを見ると、「とうもろこし」や「小麦」などの穀物が含まれている場合が多いと思います。しかし猫は肉食動物のはずです。穀物は必要なのでしょうか。
今回は、キャットフードに使われている穀物についてご紹介いたします。

猫の体に必要な栄養素

猫の体に必要な3大栄養素は、タンパク質、脂肪、炭水化物です。肉食動物だからといって、炭水化物がまったく不要というわけではありません。ただし、必要とする割合は、人に比べると随分と少なくなります。一番たくさん必要なのはタンパク質、次に炭水化物、最後に脂肪の順番です。その割合は順に40%、35%、25%です。人の場合は炭水化物の割合が58%なのに比べると、かなり少なくてよいことがわかります。

キャットフードに使われている穀物について

とうもろこしや小麦などの穀物がキャットフードに使われている理由は、炭水化物を補給するためです。ただし猫の体は穀物をそのまま吸収することができないので、キャットフードに使われる穀物は加熱によって吸収しやすくなるよう加工されています。猫の体はある程度の炭水化物を必要としますが、過剰摂取された分は脂肪となって体に蓄積されます。つまり、炭水化物を摂りすぎると肥満になるということです。キャットフードに含まれる成分は、その割合を成分表としてパッケージに記載することが義務付けられていますが、炭水化物は表示義務に含まれていないため、記載されていない場合が多いです。気になる場合は、以下の計算式でおおよその炭水化物の割合を計算することができます。
炭水化物(%)=100−水分(%)−タンパク質(%)−脂質(%)−灰分(%)
この割合がおよそ35%以下なら、そんなに心配はいらないということになります。
もっとも、肥満の原因は炭水化物だけではありませんので、カロリー量にも注意が必要です。肥満の子の場合は、炭水化物もカロリーも少なめに調整しましょう。
このように炭水化物の補給用として使われている穀物ですが、猫の中には穀物に対するアレルギーを持つ子もいます。獣医師に相談の上、穀物アレルギーの疑いがある場合は、穀物不使用(グレインフリー)のキャットフードの購入を検討しましょう。グレインフリーのフードは穀物を使用しない代わりに、イモ類や豆類などで炭水化物を補給できるように栄養設計されています。
キャットフードの穀物にについてネットで調べると「安価なとうもろこしや小麦は危険」といった噂を目にしますが、根拠はありません。惑わされないようにしましょう。

まとめ

今回は、キャットフードに使われている穀物についてご紹介しました。穀物は炭水化物を補給するためにキャットフードに使用されています。猫は肉食動物ですが、炭水化物も必要な栄養素のひとつです。中には穀物にアレルギーを持つ猫もいますので、そうした場合は穀物不使用のフードも検討してみましょう。