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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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猫の体に脂分はどれだけ必要?キャットフードに使われている油脂について

人でも油の摂り過ぎは体に良くないと言いますが、猫の場合はどうなのでしょうか。まったく摂らないのも体に悪そうですが、かといって摂り過ぎも良くないのではと心配になります。
今回は、キャットフードに使われている油脂についてご紹介いたします。

猫の体に必要な脂分

猫が必要とする3大栄養素は、タンパク質、炭水化物、脂肪です。やはり脂肪も必要です。これらの割合は、それぞれ40%、35%、25%です。犬の場合は必要な脂肪が18%なので、意外と多くの脂肪を必要とします。猫の体は、リノール酸などの脂肪酸も必要 としていますので、脂肪は大切な栄養素です。脂肪の栄養素としての効果は、即効性のあるエネルギー源となることです。タンパク質や炭水化物もエネルギー源となりますが、脂肪の方が約2.5倍のカロリー量があります。また、タンパク質と並んで、ホルモンの原料にもなります。一部のビタミンは脂肪に溶けやすいので、ビタミンを体中に運ぶ役割もあります。

キャットフードに使われている油脂について

油脂には、動物性脂肪と植物性脂肪の2種類があります。動物性脂肪は牛、豚、鶏などの家畜由来の油脂で、バターやラード、魚油が使われる場合もあります。植物性脂肪は大豆油、小麦胚芽油、ルリチシャ油、亜麻仁油などです。
動物性脂肪は、猫本来の食性に合っているため食いつきが良いのが特徴です。しかし、植物性脂肪に比べると酸化しやすく、傷みやすいのが欠点です。
脂肪分の酸化を防ぐために、通常は酸化防止剤が使用されています。キャットフードのパッケージには、「動物性脂肪」や「植物性脂肪」という風に、通常は具体的に何の動物・植物の脂肪なのかは明記されていません。これは、脂肪分の原材料がフードの嗜好性に大きく影響するため、各社の製品ノウハウに直結し、公開してしまうと他社に真似られる恐れがあるからだといわれています。一部では「動物性脂肪の内容を明記していないから病気や事故で死んだ動物から採取しているのでは」といった噂がされていますが、そのような動物をわざわざ探してきて原材料に使うほうが高くつきますので、これはあり得ないでしょう。
一部のキャットフードには、必須脂肪酸である「オメガ3脂肪酸」や「オメガ6脂肪酸」を配合していると明記しているものもあります。これらの脂肪酸は猫の体内で合成できないものなので、配合していると明記されていると安心でしょう。

まとめ

今回は、キャットフードに使われている油脂についてご紹介しました。猫にとって脂肪は必須栄養素です。通常のキャットフードには「動物性脂肪」と「植物性脂肪」が使われています。一部のキャットフードには必須脂肪酸を配合していると明記しているものもあります。明記している方が安心感があるという飼い主さんは、こうしたフードを探してみましょう。