Catfood Selection

4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
メインイメージ

激安キャットフードは本当に危ないの?激安キャットフードの危険性について

キャットフード選びは本当に大変です。インターネットでちょっと検索しただけでも大量のフードがヒットして、いったいどれを選べばいいのやら、途方に暮れてしまいます。そんな中、激安キャットフードは危険だから止めたほうがいい、というサイトを結構目にします。それは本当なのでしょうか?
今回は、激安キャットフードの危険性について考えてみたいと思います。

指摘されている危険性

キャットフードの中には、非常に安価なものもあります。近くのスーパーで購入できて、しかも1kgあたり400円くらいと、かなり家計に優しいものもあるくらいです。
かと思えば、インターネットで検索すると1kgあたり1,300円もするフードもあります。キャットフードランキング系のサイトを見ると、特定の高額フードを推薦し、市販の激安フードは危険だからやめたほうがいい、と書いています。こうしたサイトで指摘されている危険性には、次のようなものがあります。

  • 穀類でかさ増しされている
  • 原材料に危ないものが使われている
  • 使用されている添加物が危ない

それぞれ、どのくらい妥当性のある指摘なのか検証していきます。

激安キャットフードの危険性についての検討

穀類の多さ

一般的な激安キャットフードの成分表を確認してみましょう。主な成分は以下のようになっています。

  • タンパク質 28.0%以上
  • 脂質 10.0%以上
  • 粗繊維 3.0%以下
  • 灰分 9.0%以下

タンパク質の含有量は26%以上が目安ですので、これを見る限り、一応基準はクリアしています。対して、高額なキャットフードの成分表の例は以下のようになっています。

  • 粗たんぱく質 37.0%
  • 脂質 20.0%
  • 粗繊維 1.5%
  • 粗灰分 8.5%

激安キャットフードに比べると、タンパク質と脂質の割合がかなり高いです。ここまで高タンパクの必要性があるのかは難しいところですが、激安キャットフードより栄養価が高いと言えるでしょう。
ちなみに粗繊維は繊維分のことで、適量は便通が良くなる効果がありますが、多すぎると便秘になりやすいです。また灰分はいわゆるミネラルのことです。

原材料の安全性

激安キャットフードに使用されている肉はミール/肉副産物です。これは人用の部位を取った後に残った部位のことで、主に家畜用に使用されます。肉副産物については、日本畜産副産物協会のページでその詳細を確認することができます。
激安キャットフードが批判されるときに、「肉副産物には4Dミートが混入されている可能性があって怖い」と言われています。4Dとは、Dead(死亡)、Dying(死にかけ)、Diseased(病気)、Disabled(障害)の略です。しかし実際は、キャットフードに使われる肉副産物は人用の部位の余りなので、仮に4Dミートが混入するとすれば人用にも混入することになります。しかしこれは厳しくチェックされているのであり得ません。疑わしい肉だけを別避けしてキャットフード用に保管しておくのはあまりにコスト高なので、廃棄されます。つまり、4Dミートが肉副産物に混入することはない、ということです。高級キャットフードを紹介するときに、必ずと言っていいほどミール/肉副産物が危険だと批判されますが、これは根拠がない指摘だと言わざるを得ません。

使用されている添加物

激安キャットフードに使用されている主な添加物には、酸化防止剤と着色料、保存料があります。キャットフードには多くの脂肪分が含まれているため、酸化防止剤を使わないとすぐに劣化してしまいます。酸化防止剤には人工のものと天然由来の2種類があります。人工酸化防止剤として有名なのはBHAやBHTです。天然由来のものだとクエン酸やビタミンC、ビタミンEです。BHAやBHTは発がん性を指摘するサイトが多く見られますが、BHAやBHTの発がん性ははっきりとは確認されていません。ちなみにキャットフードだけでなく、人用の食用油などにもBHAは使われています。
人工酸化防止剤を使っているから直ちに危険、というわけではありませんので、使っていないとより安心くらいの受け止め方で良いかと思います。
保存料として使用されるソルビン酸カリウムにも発がん性があるのではないか、という指摘があります。こちらもはっきりと証明されたわけではなく、疑念があるといったレベルです。ちなみに、キャットフードだけでなく人の食材にも広く使われています。
ただし、着色料については明らかに猫の体のためではないので、不使用にこしたことはないでしょう。

まとめ

今回は、激安キャットフードの危険性について考えてみました。日本にはペットフード安全法という法律があり、原材料や使用できる添加物は厳しく規制されています。そのため、激安キャットフードだからただちに危険というわけではありません。激安キャットフードを選ぶか、高価なキャットフードを選ぶかは飼い主さんの考え方次第です。たいした根拠も無く飼い主さんの不安をいたずらに煽るサイトに惑わされず、しっかりと自分の考えを持ってフードを選ぶようにしましょう。