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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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猫の歯周病とは?歯垢・歯石がつきにくくなるキャットフードをご紹介

猫に意外と多い病気が歯周病です。症状が軽ければ口臭程度で済みますが、重くなると痛がって食事を摂ることができず、色々な病気の元になります。
今回は猫の歯周病と、歯垢や歯石がつきにくくなるキャットフードについてご紹介いたします。

猫の歯周病

歯周病の症状

歯周病は歯を支える歯ぐきの部分が炎症を起こし、痛くてフードが食べられなくなったり、歯が抜け落ちたりする病気です。歯周病の初期症状は口臭です。生エビの皮を剥いた時のような匂いがします。少し症状が進むと、キャットフードを食べにくそうにし始めます。フードに口をつけようとしてやめたり、フードの匂いは嗅ぎますが口をつけようとしない、食べる時に首をかしげたり、食べこぼしが増えたりといった様子になります。このような様子が見られたら、すぐに獣医師に相談しましょう。治療せずに放置するとフードが食べられなくなり、症状がひどくなると歯がぐらつき、抜け落ちてしまうことがあります。ここまで重症化すると治療も難しくなります。

歯周病の原因

歯周病は、口内の雑菌の繁殖が原因です。口内の雑菌は歯垢や歯石によって増殖します。歯垢は食べかすが歯の根本から歯ぐきにかけて付着したもので、粘性があり、自然には落ちません。歯石は歯垢が石灰化して固まったものです。どちらも一度付着すると人が手を入れないと落ちません。

歯周病の治療

まずは付着した歯垢や歯石を除去します。除去には麻酔が必要で、人なら口内の部分麻酔で済みますが、猫の場合は暴れるため全身麻酔が必要です。全身麻酔は体に負担をかけるので、歯垢や歯石の除去には麻酔によるリスクが伴います。
次に、炎症を抑えます。レーザーで患部を焼いて炎症を抑える方法や、ステロイド系の抗炎症剤を投与する方法があります。ステロイド系の薬剤は血糖値を急激に上昇させる恐れがあるため、使用する場合は事前に血液検査をして、糖尿病の疑いが無いか確認した方がよいです。

歯周病の予防方法

一番確実な方法は、「歯磨き」をすることです。猫の歯ぐきはデリケートで、化学繊維を使うと炎症を起こすことがあるため、歯磨きには綿100%の布か、またはガーゼを使います。これで猫の歯ぐきをやさしくマッサージするように拭いてあげます。頻度は2日に1回くらいが良いです。毎日やると、歯ぐきを刺激しすぎて炎症を起こす恐れがあります。
また、歯垢や歯石がつきにくいキャットフードを与えるのも予防になります。

歯垢・歯石がつきにくくなるキャットフード

歯垢や歯石がつきにくくなるキャットフードは、食べることにより「歯磨き」的な効果が期待できるように調整されたフードです。具体的には、以下の条件をそろえています。

歯垢よりも固く、歯よりも柔らかい硬さであること

フードを噛む時に、歯に付着した歯垢を削ぎ落とせるよう、ある程度の固さをもつように作られています。

歯の表面との接触面積が大きい

簡単に砕けず、ある程度の弾力を持っていて、噛んだ時に歯の表面に接触するように作られています。

丸飲みできないよう工夫されている

特殊な形状と大きさにより丸飲みせず、咀嚼を促して唾液を分泌し、口内の雑菌を減らすように工夫されています。

こうした歯垢・歯石をつきにくくするフードは「デンタルケア」と表記されて販売されています。ただし、中には具体的な内容を記載せずにデンタルケアとだけ記載し、効果がわからないものもあります。歯に良いフードを選ぶときには上記の3条件について具体的な記載があるものを選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は猫の歯周病と、歯垢や歯石がつきにくくなるキャットフードについてご紹介しました。猫は歯周病にかかりやすく、特に高年齢になるとオーラルケアは重要になります。日頃から猫の口内の状態に注意して、必要に応じて歯垢・歯石がつきにくくなるフードも検討してみましょう。