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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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キャットフードに使われているビートパルプとは?

キャットフードの原材料に何が使われているのか、ふと気になってパッケージを見てみると「ビートパルプ」という文字が気になった、という飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
今回は、キャットフードに使われているビートパルプについてご紹介いたします。

ビートパルプってなに?

ビートパルプは、砂糖大根から砂糖を作ったときにできる副産物です。砂糖大根をすりつぶして糖分を含んだ汁を取り出すのですが、その時の搾りかすをアルコールで洗って乾燥させたものです。セルロースやヘミセルロース、リグニン、ペクチンなどの食物繊維を多く含んでいます。
ビートパルプは主に家畜用の飼料の食物繊維源として広く使用されています。

ビートパルプは猫の体に良いの?悪いの?

飼料と同じく、キャットフードにも食物繊維を添加する目的で使用されています。
ビートパルプに含まれるセルロースは、腸内洗浄のための原材料として有効です。セルロースは微生物が分解できずに繊維のまま腸内を通過するため、腸の中をきれいに掃除する効果が期待できます。また、同じくビートパルプに含まれているペクチンは、腸の中で微生物に分解され、腸の粘膜に栄養を供給する働きがあります。
こうしたビートパルプの効果は1960年台にアメリカのペットフードメーカーの研究によって明らかになりました。それ以降、様々なペットフードメーカーがビートパルプを食物繊維として使用するようになっています。
このようにビートパルプは整腸作用を持ちながら、同時に腸内洗浄をすることができる食物繊維として、毛玉ケア対応のフードなどを中心に広く使用されています。
それではビートパルプの使用は良いこと 尽くめかというと、そういうわけでもありません。食物繊維は適量を摂ると体に良いのですが、摂り過ぎるとかえって体に良くありません。摂り過ぎは腸の負担となり、便秘や下痢の原因になる恐れがあります。キャットフードの原材料表記には、どんな材料を使用しているかは書かれていますが、それがどのくらい使われているかは書かれていません。便秘や下痢になる猫の場合は、フードに含まれているビートパルプの量が多すぎる可能性もありますので注意が必要です。
なお、ビートパルプが搾りカス=粗悪=体に悪いといわれていることもあります。何でも高額になれば体に良いのはあたりまえですが、それをなるべくコストを抑えて実現する方法としてビートパルプを使用しているので、副産物だからただちに体に悪いというのは乱暴な表現でしょう。

まとめ

今回は、キャットフードに使われているビートパルプについてご紹介しました。ビートパルプは砂糖大根から砂糖を作る過程でできる副産物で、セルロースやペクチンなどの食物繊維を豊富に含んでいます。適量の使用は整腸作用が期待でき、猫の体に良いのですが摂り過ぎは逆効果ですので注意しましょう。