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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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キャットフードで体調改善!病気別の療法食についてご紹介

人と同じように、猫にも様々な疾患があります。その代表的なものは心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病で、どれも継続的な治療が必要です。そして治療の方法のひとつに、疾患に応じた療法食を与えるというものがあります。
今回は、猫の代表的な疾患に応じたキャットフードについてご紹介いたします。

心臓病用キャットフード

猫の心臓病で多いのが肥大型心筋症です。発症の原因ははっきりしていませんが、心臓の筋肉がどんどん厚くなってしまう病気です。発症年齢は3ヶ月齢〜18歳と幅広く、ほぼすべての猫に発症する可能性があります。
病気が進行するまで無症状なことが多く、発症に気が付くためには定期的な健康診断が大切です。
発症してしまった場合は病院での治療はもちろんのこと、毎食のキャットフードにも気を配る必要があります。心臓病用のキャットフードは具体的には以下の点に配慮されています。

塩分が少ない

塩分が多いと血液中のナトリウム濃度が高くなり、これを薄くするために血液の水分量が増えます。結果血液量が増えて心臓に負担をかけてしまいます。心臓病用キャットフードは塩分が少なく調整されています。

低カロリー

肥満になると心臓への負担も高くなります。心臓病にかかった猫にとって肥満は厳禁ですので、カロリーが抑えられています。

タウリンを多く含んでいる

タウリンを補給することで心筋の収縮力を上げ、心臓に負担がかかりにくくします。

腎臓病用キャットフード

猫は元々腎臓病になりやすく、死因の上位に入る病気です。特に慢性の腎臓病は徐々に病気が進行するため気が付きにくい病気です。腎臓病と診断された場合、腎臓病用の療法食に切り替えた方が腎臓病の進行を遅らせることができます。腎臓病用のキャットフードは以下の点が配慮されています。

タンパク質が適量に配分されている

タンパク質は猫が必要とする重要な栄養素ですが、多く取りすぎると腎臓からしか排泄できない尿素窒素やクレアチニンが多くなり腎臓に負担がかかります。腎臓病用の療法食は、タンパク質の量が最適になるよう調整されています。

リン・ナトリウムが低く抑えられている

腎臓が弱っているため、リンやナトリウムを排出する力も衰えています。療法食ではこれを配慮し、低リン・低ナトリウムになっています。

肝臓病用キャットフード

肝臓は栄養素の取り込み、合成、貯蔵や有害物の分解を行う大切な臓器です。肝臓が悪くなると吐き気、下痢、食欲不振、黄疸などの症状が現れ、病状が進行すると最悪肝機能不全になり、有毒物質を排出できず命が非常に危険な状態になる恐れがあります。肝臓が悪いと診断されたら、肝臓病用の療法食を与えるようにしましょう。肝臓病用のキャットフードは以下の点が配慮されています。

良質なタンパク質

肝臓も肝臓内の酵素もタンパク質でできているため、消化吸収の良い良質なタンパク質を取ることで肝臓の働きを改善することができます。療法食には良質なタンパク質が適量含まれています。

十分なビタミン・ミネラル

肝臓の活動には多量のビタミン・ミネラルが必要です。これが不足すると肝臓病の症状が悪化してしまいます。療法食には十分なビタミン・ミネラルが含まれています。

低脂肪

肝臓病は吸収障害をおこしているため、脂肪は控えた方が良いです。しかし、質の良い脂肪を適量摂ることはカロリーを補うという利点があります。療法食は脂肪の総量を抑えながら、質の良い脂肪を摂ることができます。

適量の炭水化物

炭水化物は体内で糖に変換されます。糖質は生活するためのエネルギー源として必要なものです。撮り過ぎると脂肪に変わり、肝臓に付着して脂肪肝になる恐れがあるため、適量の炭水化物を摂るのが望ましいです。療法食には肝臓病の猫に適した量の炭水化物が含まれています。

糖尿病用キャットフード

糖尿病は、腎臓病と同じく猫がかかりやすい病気です。特に肥満の猫がかかりやすく、糖尿病になると急激な体重の減少、多飲多尿、食欲不振の症状が現れ、治療せずに放置すると死に至る怖い病気です。糖尿病と診断された場合は、定期的に血糖値を測り、血糖値が上昇している場合はインスリンを注射します。これと併せて食事も糖尿病用の療法食に切り替えます。糖尿病用の療法食は以下の点が配慮されています。

低カロリー

糖尿病はインスリンが分泌できなくなる病気です。インスリンが減少すると糖分を細胞に取り込むことができなくなり、その結果血中の血糖値が上昇します。この状態の猫に高カロリーの食事を与えると大部分の糖分を吸収できずに血糖値が急上昇し、症状が一気に重篤化してしまう恐れがあります。糖尿病用の療法食はカロリーを低く抑え、血糖値が急激に上昇しないように配慮されています。

タンパク質を多く含む

猫は基本的にタンパク質を多く必要とします。糖尿病で少食になった猫には、少量でも十分なタンパク質を摂れるようにしなければなりません。療法食は良質のタンパク質を多く含みます。

食物繊維を多く含む

食物繊維を摂ると血糖値の上昇を抑えることができるので、なるべく多く摂るほうが良いです。療法食には食物繊維がバランス良く配合されています。

まとめ

今回は、猫の代表的な疾患に応じたキャットフードについてご紹介しました。病気療養を始めた猫には基本的にはその病気にあった療法食を与えましょう。ただし療法食はおいしくないようで、食べるのを嫌がる猫もいます。その場合は普段食べ慣れた食事に混ぜたり、少量のウェットフードで食欲を出させてから与えたりと、色々な工夫をしてみましょう。