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4Dミート・添加物・穀類などのキャットフードに潜む危険性を解説!
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キャットフードに使われている添加物「亜硝酸ナトリウム」について

キャットフードのパッケージには、どのような材料が使われているのか表記されていますが、その中に「亜硝酸ナトリウム」と書かれていることがあります。添加物の一種だとは知っていても、どのような働きをするのか、健康への影響はあるのかなど、心配な方もいるのではないでしょうか。
今回は、キャットフードに使われている添加物「亜硝酸ナトリウム」についてご紹介いたします。

亜硝酸ナトリウムとは

亜硝酸ナトリウムは別名を亜硝酸ソーダと言い、食品添加物の一種です。毒物及び劇物取締法で劇物指定されています。人用の食品添加物としても使用されており、肉加工品の塩漬けに利用されています。特に非加熱のソーセージには、発色を良くする効果もあり、細菌繁殖を抑制するために添加が義務付けられています。ボツリヌス菌や病原性大腸菌O157の毒素増加を抑えられると言われています。
この亜硝酸ナトリウムは、日本及び主要国において食品添加物として使用されています。キャットフードにおいては、フードの発色を良くするため、及び保存料の働きを期待してウェットフードに0.01%〜0.03%ほど添加されている場合があります。AAFCO(アメリカ飼料検査官協会)の基準では20ppm以下と使用制限量が定められています。

亜硝酸ナトリウムの健康への影響

亜硝酸ナトリウムは劇物で、人の場合は致死量がおよそ2gと言われています。加工畜肉に使用した場合、発がん性があることが国連WHOの研究機関IARCから報告されています。正確には、亜硝酸ナトリウム自体に発がん性があるのではなく、亜硝酸ナトリウムが原料肉内のアミンと反応した結果生じるニトロソアミンに発がん性が認められています。ただし、発がん性の高さは太陽光と同じグループ1に分類されているため、発がん性の強さについては個々の物質に依存します。
猫の場合、亜硝酸ナトリウムを大量に含むフードを食べると、メトヘモグロビン血症を起こす可能性があります。メトヘモグロビン血症とは、血液中に酸素運搬能力のないメトヘモグロビンが増え、血液中の酸素が減少してチアノーゼを起こす症状です。ニュージーランドでは、製造時の配合ミスが原因で亜硝酸ナトリウムを大量に含むフードが製造され、猫3匹がメトヘモグロビン血症で死亡した事故事例が報告されています。日本では、亜硝酸ナトリウムによる健康被害は報告されていません。また、日本と同様に基準値を設定しているEU及びアメリカについても、健康被害は報告されていません。

それでは亜硝酸ナトリウムの使用をどう考えるかですが、主な作用がフードの「発色」をよくするためであることから、本来は不要な添加物だと言えるでしょう。猫はフードの色など気にしません。食いつきが良くなるわけでもなく、嗜好性が高くなるわけでもありません。単に飼い主さんがフードを見た時の見た目が良くなるだけの話です。保存料としての効果も期待できますが、その割には発がん性や大量摂取した時のリスクが高すぎます。
人の食用にも使われているのでただちに危険とは言えませんが、使用していないに越したことはないでしょう。

まとめ

今回は、キャットフードに使われている添加物「亜硝酸ナトリウム」についてご紹介しました。亜硝酸ナトリウムは人の食用添加物にも使われており、肉の色を鮮やかに保ち、カビや細菌に対する保存効果があります。亜硝酸ナトリウムを加工畜肉に使用した際に生じるニトロソアミンには発がん性が確認されており、使用する量が制限されています。キャットフードの場合、発色を良くしても猫の食いつきが変わるわけではありませんので、ほとんど意味がありません。保存剤の側面もありますが、リスクを考えると、使用していないフードを選んだほうが無難でしょう。